ニキビに効く美容液の選び方と正しい使い方

公開日: : 最終更新日:2015/10/19 スキンケア

美容液の選び方

スキンケアというと「洗顔」「化粧水」「乳液」「クリーム」をまず思いつくと思います。「美容液」はスペシャルケアの時だけ、と考えている人は少なくないはずです。

でも実はこの美容液、ニキビが気になる方の肌には、とても重要なスキンケアアイテムになります。

美容液の働き

ニキビが気になる方なら洗顔後は、化粧水で肌に潤いを与えているはずです。ただ、あまり知られていませんが、化粧水の主成分は、ほとんどが「水分」です。そのため、化粧水だけでは直ぐに潤いは蒸発してしまいます。

肌の水分の蒸発を防ぐために乳液やクリームを塗る場合は、配合されている油分がニキビ肌には負担になります。

そこで、美容液の登場です。美容液は化粧水で補った潤いを、高濃度の保湿成分で蒸発しないように留める働きをします。化粧水は「与える」、美容液は「とどめる」働きをするので、同じ潤いを与えると言っても、役割が違ってきます。

ニキビを改善!有効な美容成分を含んだ美容液

ニキビを改善したいと言っても、「跡形を作りたくない」「跡形を薄くしたい」「凹凸を改善したい」など、要望は様々です。ニキビの悩みを改善するため、美容液に配合される有効成分をご紹介させていただきます。ぜひ商品購入の時の参考になさってください。

跡形を作らないための有効成分・跡形を薄くするための有効成分

トラネキサム酸

いま出来ているニキビとニキビ跡の両方に効果があります。

アルブチン

植物由来で安全性が高く、メラニンの生成の抑制をします。

エラブ酸

抗酸化作用があり、美白効果もあります。

カモミラET(カミツレエキス・カモミール)

メラニンの生成を阻害します。

コウジ酸

麹菌由来成分で、メラニンが黒くなるのを防ぎます。

跡形を薄くするための有効成分

ビタミンC誘導体

抗酸化作用・美白効果があります。

ハイドロキノン

肌の漂白剤と呼ばれるほど美白効果の高い成分ですが、やや刺激が強いのが難点です。

凹凸を改善するための有効成分

プラセンタエキス

肌の新陳代謝を促進し、美白効果を持ち合わせます。

BFGF(繊維芽細胞増殖因子)・KGF(ケラチン細胞増殖因子)

成長因子と呼ばれ、特定の細胞の増殖を助けるタンパク質です。軽度の凹凸なら、新陳代謝を促進すれば肌の凹凸は自然治癒させることができます。新陳代謝を促進する成分配合の美容液を選ぶといいですね。

美容液を使うときの注意点

効率よく肌に吸収させるために、使用する順番に気をつけましょう。美容液は水溶性の場合が多く、油分には跳ね返される性質があります。そのため乳液やクリームの後に使用しても、有効成分は吸収されにくく、せっかくの効果が発揮できません。化粧水の次に美容液を使うように気をつけましょう。

美容液は有効成分が濃縮されているので、肌トラブルを起こしやすいのも事実です。肌が弱い方は、まずは首など目立たたい部分でパッチテストをおこない、慎重に使用を開始することがお勧めです。

そして最後になりますが、美容液には有効成分が圧縮して配合されているので、価格が高めに設定されています。価格が高いと使用量が不十分になる場合が多く、効果がじゅうぶんに発揮できません。まずはお試し版をで、肌への刺激を確かめつつ、たっぷり使用できる価格の美容液を選んでお手入れをしましょう。


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