漢方薬でニキビケア!おすすめの漢方は?

公開日: : 漢方薬

ニキビは、スキンケアや医薬品で症状を抑えることができます。ただし、繰り返しニキビができる人には、一時的な治療にしかなりません。というのも、ニキビの根本的な原因は体の中にあるからです。

繰り返しニキビができる人におすすめなのが漢方薬です。

漢方薬は体質にあわせて、偏った体のバランスを整えてニキビの症状を改善します。日本でも、代替治療として漢方薬を処方する病院もあります。

漢方薬でニキビは治る?

漢方薬の特徴は、本来、人間がもっている自然治癒力を高めて、病気を治すという点です。ですので、西洋薬よりも副作用が少なく、妊婦や子どもにも飲ませることができます。

ニキビの原因は人それぞれです。ホルモンの乱れを整える漢方薬や、血液循環をよくする漢方薬、イライラや不安を抑える漢方薬など、自分に合った漢方薬を飲むことでニキビを改善することができます。

効き目の早さは、人それぞれで、数日でニキビが治る人もいれば、1ヶ月かかる人もいます。漢方薬は体質改善によってニキビを治すので、もし原因の根が深ければ、それだけ治る期間も長くなります。

ニキビに効果的な漢方薬

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう) 炎症のある赤ニキビや黄ニキビに効果があります。清上防風湯には、オウゴンやレンギョウといった生薬が配合されています。オウゴンには抗炎症作用や抗アレルギー作用、レンギョウには、抗菌や抗炎症作用があります。暑がりや顔がすぐ赤くなる体質の人に向いています。
桂枝茯苓丸加?苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん) 生理時にできるフェイスラインにできるニキビに効果があります。桂枝茯苓丸加?苡仁には、加?苡仁(ヨクイニン)や桃仁(トウニン)が含まれています。ヨクイニンは肌荒れに作用し、桃仁(トウニン)は月経調整作用や血液循環をよくする作用があります。肩こりや冷え性の体質の人に向いています。
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) 痛みがあるニキビに効果があります。江戸時代から解毒や湿疹の薬として使われています。血行をよくする作用や化膿や炎症を抑える作用があります。虫刺されが赤く腫れ上がる体質の人に向いています。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 生理でできるニキビに効果があります。当帰芍薬散は血行を良くしたり、女性ホルモンのバランスを整えます。その他、慢性的な疲れや更年期障害の改善にも効果があります。

ニキビの効果的な飲み方

漢方薬は食前に飲むほうが、吸収がよく効き目がよいとされています。だいたい食事の30分~1時間前に服用するとよいでしょう。副作用がすくない漢方薬ですが、体質によって胃を傷めてしまうひともいます。そうした胃が弱い人は食後に服用するようにしましょう。


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