ニキビを早く治すためには、何をすればいい?

公開日: : ニキビの疑問Q&A

ニキビには思春期に出来やすいニキビと、大人になってできる大人ニキビの2つにわけられます。できる原因が違うので、早く治す方法ももちろん違います。

思春期にできるニキビは、第二次成長期の中学生の頃から急に男性ホルモンの働きが活発になり、皮脂分泌が過剰になることが大きな原因です。Tゾーン・頬・鼻といった部分によく見られ、毛穴に皮脂がつまり、毛穴の中でアクネ菌が活発に働くことで炎症が起こりニキビができます。第二次成長期が終わり男性ホルモンの分泌が落ち着くと、自然に思春期ニキビも落ち着く傾向にあります。

大人になってからできる大人ニキビは、乾燥しやすい肌の方でもよく見られ、皮脂分泌が過剰なことだけが原因ではありません。新陳代謝の乱れやバリア機能の低下、メイクの汚れがきちんと落とせていない、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足など、生活習慣も大きく関係します。

思春期ニキビと大人ニキビの見分け方

どれが思春期ニキビで、どれが大人ニキビか見分け方がよくわからない、もちろんそうですよね。まずはよくニキビができる部分を観察してみましょう。

思春期ニキビは、額や鼻にかけてのTゾーン、こめかみ、頬といった部分によく見られます。この部分は皮脂分泌が非常に多く、顔の他の部分と比べると、なんと約7倍も皮脂が分泌すると言われます。

大人ニキビはUゾーンと言われる顎や口周りに出来ることが多く、皮脂だけが原因ではなく、乾燥した肌の角片や劣化したメイク製品が毛穴に詰まるのも原因です。

ニキビを早く治すためには、思春期ニキビと大人ニキビで対応が違います。アナタのニキビがどちらのタイプか、しっかりと見極めましょう。

思春期ニキビを早く改善するためには?

思春期ニキビは、第二次成長期が落ち着けば出来にくくなりますが、炎症を起こして赤くなったり、悪化すると膿がたまったりします。放置すると肌の凹凸が激しくなり、無理に潰すことでニキビ跡が残りやすくなります。

スキンケアは皮脂対策が中心のお手入れになります。さっぱりタイプの洗顔料をしっかり泡立てて丁寧になじませ、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。ニキビができやすい肌タイプの方は力が入りすぎる傾向がありますから、優しい力具合で、爪で引っかいたりしないように注意をしましょう。

洗顔をした後には、化粧水や保湿液で肌に水分を補います。乳液やクリームなど重たい使用感のものは毛穴を詰まらせる原因になるので使用は避けましょう。皮脂が出やすいことで肌が潤っているように勘違いしがちですが、洗顔の後は肌の保護膜も洗い流すので、肌の保護膜がない状態です。

保湿を心がけることで皮脂分泌が過剰になるのを緩和できますから、洗顔後はできるだけ早い時間に保湿を行いましょう。

大人ニキビを早く改善するためには?

大人ニキビを早く改善するためには、ズバリ肌の乾燥を改善することです。乾燥肌を改善するためには、洗顔と保湿をこまめにすることが最も効果的です。
思春期ニキビとは選ぶ化粧品も違います。洗顔はマイルドなものを選び、保湿力の高いスキンケアを選びましょう。

職場のクーラーや暖房といった空調は、肌の乾燥にはダメとわかっていても避けられない生活環境です。乾燥したらミストタイプの化粧水で補ったり、自分の近くに加湿器を置いたり、環境改善を心がけましょう。

大人ニキビはストレスの発散方法を見つけたり、睡眠不足をしないように気をつけることも大切です。バランスの良い食生活を心がけるのは、どんなニキビを改善するのにもとても有効な方法ですよ。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加


ページトップへ戻る