凸凹ニキビ跡は洗顔で治る?治し方はある?
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ニキビの疑問Q&A
大きく炎症を起こしたり、膿が潰れてできる凸凹ニキビ跡。この凸凹のニキビ跡は洗顔だけで綺麗に回復させるのは難しいです。初期の小さなニキビは洗顔でも対応が可能で跡形が残りにくいのですが、炎症がつよくなればなるほど凸凹の跡形が残りやすくなります。
ここではニキビ跡の種類と対策をご紹介します。アナタのニキビ跡はどんなタイプで、どうすれば目立ちにくくすることができるかみてみましょう。
凸凹のニキビ跡のある肌ってどんな状態?
炎症を起こしたニキビができた場合、肌の奥深くの組織が破壊されます。毛細血管のある真皮層という部分や、もっとしたの皮下組織までダメージを受けて細胞破壊された状態です。細胞が破壊されてしまうので、炎症が治まって皮膚組織を再生していく時に、表面が陥没して凸凹になってしまうのです。
また、真皮層がダメージを受けた場合、コラーゲンという肌にハリや弾力をあたえる組織が、再生することができなくなってしまいます。
ニキビ跡の種類3つ。タイプと対策
クレーター
クレータータイプは、炎症が起こったことで、毛穴・その周辺の細胞にダメージを受け、真皮層のコラーゲンがなくなって陥没した状態です。コラーゲンの再生をすれば肌は盛り上がりますが、真皮層の新陳代謝は非常に遅く、自宅ケアでは治せません。
対処法は、美容整形外科・皮膚科の受診をお勧めします。コラーゲンの生成を促進するレーザーでの治療・凹んだ部分へのコラーゲン、ヒアルロン酸などの注射、真皮層のコラーゲンを生成するレチノイン酸を塗布するなど、クリニックでの処置がニキビ跡の回復を早めます。
赤み・色素沈着
炎症により赤みが残ったり、ニキビができたことでメラニン色素が刺激され、赤茶色の色素が残る状態です。
時間はかかりますが、自宅ケアで対応が可能です。肌が正常な新陳代謝を行えて、モイスチャーバランスを保てるようにスキンケアをしましょう。洗顔・保湿・美白ケア・UVケアなど、こまめなケアをすることで徐々に赤みや色素沈着は緩和されていきます。ビタミンC誘導体配合の化粧品を使用すると、赤み・色素沈着の回復を早めます。
素早い回復を望まれる方は、クリニックでの医療ピーリング・レーザー治療なども効果的です。
ケロイド
赤みを持っていて、腫れ上がったような状態のニキビ跡です。ニキビができて大きく潰れ真皮層の細胞が破壊されたときに、皮膚は元に戻そうと細胞を慌てて作ります。普通よりも早いスピードで肌細胞が作られるため、過剰にコラーゲンが作られたりします。またニキビが潰れた時に侵入する菌から肌を守ろうと白血球が大量に出動して、菌と戦った死骸が残って盛り上がる場合もあります。
この場合も自然治癒は難しく、クリニックでの処置が理想です。ステロイドの局部注射などを行うと、盛り上がっていた状態が平らになってきます。
凸凹の跡形を残さないためには!
ニキビを悪化させて凸凹の跡形を残すと、洗顔などの自宅ケアで回復させるのは難しいですし、精神的にもダメージを受けます。
ニキビを悪化させないためにスキンケアをきちんと行ったり、食生活や規則正しい生活などに気配りをしましょう。跡形になったらひとりで悩んでいないで、少しでも早く回復させるために、専門医に相談をするのがお勧めですよ。