洗顔は1日何回やれば良い?多くやればニキビは治る?
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最終更新日:2015/03/28
ニキビの疑問Q&A
「ニキビができやすい肌の方は、こまめに洗顔を行いましょう!」こんなアドバイスはニキビケアはどうすればいいか調べてみれば、どこにでも書いてあります。では、少し皮脂が出てテカッてきたな!と思ったら、その度に洗顔フォームで洗顔を行えば良いのでしょうか?
答えは、NOです。
ニキビ肌の方は、ニキビが出来た時のストレスを嫌というほど頭で覚えている方が多いため、洗顔には神経質になりがちです。ニキビ肌の方でも普通肌の方でも、基本の洗顔回数は1日2回です。朝と夜、正しい洗顔方法を丁寧に行うことが、ニキビの改善や防止につながります。ではどうして1日洗顔は2回なのでしょうか?ニキビ肌の洗顔について、知識を深めていきましょう。
洗顔の本当の意味とは?
洗顔の意味は、肌を清潔に保つために行います。ニキビの原因になる皮脂は常に分泌されていますし、空気中のホコリ・汚れ等、内から外から肌に汚れが付きます。朝は夜の間に活発に行われる新陳代謝の落し物(不要になった角片・皮脂等)が、肌表面に付着しています。きちんと落としておかないと、日中のメイクはくすみやすく、一日綺麗な肌を演出できません。
夜になると、劣化して汚れになったメイク製品と皮脂が肌にこびりつき、空気中のホコリなども混じっています。この汚れを残したままだと、ゴールデンタイム(夜10時~2時)の間に活発に行われる新陳代謝が正常に行われません。汚れを残すとニキビの悪化・肌のくすみ・肌荒れなど、次々と肌トラブルを起こしやすくなります。
洗顔は、この朝晩の汚れをきちんとオフするために行います。
洗いすぎると肌はどうなるの?
ニキビの第一原因は過剰に分泌される皮脂だと、ニキビが気になる方ならご存じですよね。では皮脂って悪者なのでしょうか?
実は適切な量の皮脂って、肌を保護する大切な保護膜を作る材料です。適切な量の皮脂と汗が交じり合うと、天然で最高級の保護膜「皮脂膜」を形成します。この皮脂と汗、実は不感知で気付かずに分泌されるものなので、そんなに大切なものを形成しているとご存知ない方が多いのが事実です。
ニキビ肌用の洗顔料は、一般的に洗浄力が高くさっぱり洗い上げる製品が多く、洗顔を過剰に行うことで皮脂膜がなくなってしまいます。外部からの刺激をとても受けやすくなり、違う肌トラブルも起こしやすくなります。
洗いすぎると肌は少しでも早く皮脂膜を再形成するために、皮脂分泌を更に活性化させます。洗いすぎた結果、過剰な皮脂分泌でニキビはできやすい状態の肌になります。肌のモイスチャーバランスを崩し、肌がデリケートな状態になりやすくなります。
ニキビ肌の正しい洗顔方法は?
洗顔料はニキビ肌用のもので、マイルドに洗い上げる洗顔料を選びましょう。コツはたっぷりホイップしたような泡で包むように丁寧に洗うことです。顔は凹凸のある部分なので、小鼻や唇の下など、指1本を立てたり寝かせたり、全ての肌にきちんと触れるように工夫します。
すすぎは人肌温度の熱すぎず温すぎずの温度で、洗い残しのないように最低10回はすすぎます。洗顔料が毛穴に残ると、ニキビの悪化要因になりますから要注意です。
時にはスクラブ・パック・ピーリングなどのスペシャルケアで毛穴の大掃除をすることもお勧めです。毛穴に皮脂の詰まりができやすいため、洗顔その他のお手入れに過剰な力が入りがちの方が多いので注意しましょう。
洗顔後は必ず保湿です。ニキビ改善には保湿も重要なキーポイントです。油分を含まないさっぱりした化粧水や美容液で潤いを補い、肌のモイスチャーバランスを保ちましょう。