茶色いニキビ跡はどうしてできる？消す方法を知りたい！

大きなニキビができてやっと落ち着いたと思ったのに、ニキビが出来た部分に茶色いニキビの跡が！せっかく治ったと思ったのに、こんなに目立つ跡形ができるとがっかりです。あっちにもこっちにも色ムラのひどい茶色のニキビ跡ができてしまうと、精神的にも滅入ってしまいますよね。憧れる透明感のある色ムラのない白いキメの細かいお肌にはどんどん遠のいてしまいます。

ニキビには跡形が残らずにキレイに回復するものと、茶色い跡の残るものがあります。茶色いニキビ跡はどうしてできるのか、消す方法はあるのか見てみましょう。

跡形の残るニキビの種類と状態は？

「あれ？これニキビかな？」と感じる程度の初期のニキビ。これは皮脂が毛穴に詰まり、皮脂がラード状になり毛穴の出口を塞ぐ、白ニキビ・黒ニキビと言われる初期ニキビの状態です。この状態のニキビは肌の表面の浅い部分にできるニキビで、潰しても跡形が残ることはほとんどありません。

赤ニキビ

問題なのは、出口を失った毛穴に皮脂がどんどんたまり、アクネ菌で炎症を起こした赤ニキビです。炎症が大きくなればなるほど、茶色い跡形は残りやすくなります。赤ニキビが悪化した肌の内部は、初期ニキビのできる浅い部分よりももっと深部、毛細血管のある真皮層という部分まで炎症が到達します。

ニキビの傷を治すために毛細血管がたくさん作られ、その部分だけ血液の色素（ヘモグロビン）が集まるために、透けて表面からは赤く見えます。

黄ニキビ

赤ニキビが進行すると、膿が毛穴にたっぷりたまって、痛みを感じたり腫れ上がったりする黄ニキビの状態になります。濃い茶色のニキビ跡が残りやすくなり、潰れた後の肌は激しい凹凸ができます。

黄ニキビの状態は、真皮層までダメージがおよび、毛細血管が損傷を受けます。周辺の組織細胞に染み出して、ヘモグロビンは濃い赤（紫）に見える色素沈着を起こします。

赤ニキビ・黄ニキビが落ち着いた後、ニキビの跡形は濃淡の差がある茶色い跡形になります。まるで様子はシミにそっくりです。

ニキビの炎症が激しければ激しいほど、肌表面の一番下のメラニン色素の製造工場に刺激を与えます。メラニン色素の働きが活発になり、メラニンを大量に作り続けるのが、茶色いニキビ跡ができる原因です。

茶色いニキビ跡、回復させましょう！効果のある成分

大きな炎症を起こしたり膿がたまった状態では過度なスキンケアはできませんが、茶色のニキビ跡の状態はいわゆるシミと同じ状態です。美白効果の入ったスキンケアを選んでお手入れしましょう。

化粧品の成分表示を見てみたら、配合されている化粧品がわかります。メラニン色素の抑制効果・還元効果をダブルで期待できる有効成分は、ビタミンC誘導体・ハイドロキノンといった成分です。

抑制効果があるのは、トラネキサム酸・アルブチン・エラブ酸・コウジ酸・ルシノールなどの成分です。

またピーリング効果のある化粧品も古い角質を剥がし、新陳代謝を活発にするのに効果的です。グリコール酸やフルーツ酸、AHA、サリチル酸などのピーリング成分が有名です。

一度に茶色のニキビの跡形を消すことはできませんが、肌が生まれ変わり度に徐々に跡形は薄くすることができます。根気よく茶色いニキビの跡形を消すスキンケアを続けていきましょう。